今の職場に悩んでいたら・・・
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ノンコンがうまく測れない…
患者さんにこちらの不安が伝わらないか心配…
ノンコンでの眼圧測定は、レフケラや
視力検査と同じく日常的に行う検査です。
検査方法や手技は難しくないものの、
目に直接風が当たるため、苦手意識や
恐怖心を抱いている患者さんも多いです。
閉瞼が強い患者さんに対し、なかなか
うまく測定できないと悩む方もいる
かもしれません。
できるだけ患者さんへの負担を減らしつつ、スムーズにノンコンで測定を行うコツを解説
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患者さんから、眼圧に関して聞かれる
機会は多いです。
特に緑内障治療中の患者さんは、眼圧の
値に対して敏感になりやすいため、落ち
着いて対応できるようにしておきましょう。
「眼圧検査って何?」と聞かれたら、
「眼圧とは、目の硬さのことです」
「この検査では目に風を当て、眼圧を測定します」
と回答します。
また、眼圧の正常範囲を聞かれることも
あるため、常に頭に入れておいてください。
眼圧の正常範囲を聞かれたら、
「眼圧の正常値は10~21mmHgですが、個人差があります」
緑内障治療中の患者さんは、
医師が眼圧を管理しています。
検査中に眼圧や治療に関し質問される
ことも多いですが、トラブルを避けるため
詳しい言及は控えましょう。
「〇〇さんの眼圧の変化は先生が把握されているので、診察で聞いてみてください」
この場合、
などとカルテに記載し、
医師に申し送りするのもよいでしょう。
答えるのはあくまで「正常範囲」まで。
「大丈夫かしら?」と聞かれたら医師に聞くよう伝えましょう
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ノンコン検査に対して、恐怖心や
苦手意識を持っている患者さんは
多いです。
ここでは、できるだけ患者さんの
負担を少なく、眼圧測定を行うコツ
を紹介します。
ノンコンで眼圧を測定する際は、
以下のように説明と声かけを丁寧に
行いましょう。
また、測定時には必ず
「風が当たります」
と声をかけ、患者さんに心の準備を
させてあげるとよいでしょう。
×無言で風を当てることはできるだけ避けてください
眼瞼を挙上する際にも
「眼瞼を触りますね」
など、常に声かけを意識すると
患者さんの安心感につながります。
ノンコンは器械の測定部分がやや
突出しているため、測定時は患者
さんの目に近づけすぎないように
注意して下さい。
患者さんに恐怖心を与えてしまう
ことに加え、器械が目に接触する
危険を回避するためです。
器械が触れるとケガや院内感染の原因になります
器械をいきなり前方に押し出さず、
以下の操作を心がけましょう。
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ノンコン検査をより効率よく正確に
行うために、ベテランが意識して
いる3つのポイントを解説します。
患者さんの眼瞼を挙上する際には、
眼球を圧迫しないように注意して
下さい。
指で眼球を圧迫することにより本来の
眼圧よりも高く測定されてしまう可能
性があるためです。
挙上時はできるだけ、
まつ毛のきわに近いところから、眼窩の骨に沿わせるように挙上する
のがポイントです。
必要な時に眼瞼をすぐに挙上できる
よう、器械の操作は片手で行いま
しょう。
「器械が患者さんの目に当たらない
ように」と両手で慎重に操作している
人いるかもしれません。
両手での操作は機器の扱いに夢中に
なり、患者さんへの注意がおろそか
になる可能性があります。
うっかりジョイスティックを押しすぎてしまったときも、空いている手でブロックできます
常にジョイスティックを手前に引いて
おき、丁寧にアライメントを合わせる
ように意識していれば、患者さんの
目に当たることはありません。
レフケラ同様、操作やジョイスティック
は片手でスムーズに扱えるよう、普段
から慣れておきましょう。
本当に危険なので、ジョイスティックは必ず手前に引く癖を身につけて下さい!
眼圧測定時は、コンタクト装用の
可能性を常に意識しましょう。
コンタクト装用下では正確な眼圧値
が測定できないためです。
特にHCL(ハードコンタクト)の場合
ノンコンの風でレンズが外れたり、目
の上でレンズが動いて角膜を傷付けて
しまう可能性もあります。
HCLによるケガやHCLの紛失は医療事故につながります
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ノンコン検査で対応に困る場面と、
その対処法について解説します。
患者さんの閉瞼が強い場合は、
「力を抜いて目を大きく開けてくださいね」
と声かけしつつ、眼瞼を少し強めに
挙上して測定しましょう。
時間をかけるよりもできるだけ素早く
測定した方が患者さんの負担は少なく
なります。
閉瞼が強いと体に力が入って額も離れ
やすくなるため、顔の位置もよく確認
しておきましょう。
閉瞼が強く、かつ眼圧が高い場合は、眼瞼の挙上や閉瞼の影響が疑われます
その場合、
「眼圧測定時、閉瞼が強めでした」
とカルテに記載しておきましょう。
測定画面に「over」と表示されてしまう
場合は、高眼圧まで測定できるモードに
切り替えましょう。
一般的にノンコンは60mmHgまで測定
可能ですが、
標準設定では30~40mmHgまでの測定範囲
となっています。
標準設定で「over」と表示される場合は
30~40mmHgの測定範囲を超えている
可能性が高いです。
経験を積むと、風が角膜に当たったときの音や振動が、通常より強いと感じられるはずです
モード切替方法は機種やメーカーに
よって異なるため、事前に確認して
おきましょう。
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ノンコンでの眼圧測定は患者さんに
恐怖心や不快感を与えます。
説明や声かけ、眼瞼の挙上など基本的な
手技を磨いてスムーズに測定できれば、
その分患者さんの負担を減らすことが
できます。
眼圧は診察において欠かせないデータの
ひとつです。
押さえるべきポイントをしっかりと意識し、常に正確で患者さんに優しいノンコン検査を心がけましょう
ジョイスティックを手前に引いて、常に声掛けを忘れないようにします!
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