今の職場に悩んでいたら・・・
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視力検査が基本なのはわかるけど、時間がかかったり文句を言われたりしてスムーズにいかない…
視力検査は眼科検査の基本であり、
どの施設においても日常的に行われる
検査です。
特に新人の場合は
ですが、検査中の声かけや患者さんの
様子をうかがうことも検査結果に影響
します。
この記事では、視力検査をスムーズに
行うための基本的なコツを解説します。
検査中に意識してほしいポイントや、
悩みがちな場面での対処法も紹介して
いるので、ぜひ参考にしてください。
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視力検査は患者さんとの距離が近い
ため、様々なことを聞かれます。
患者さんに不安感を与えないため
にも、落ち着いて答えられるように
しておきましょう。
「視力」や「度数」は視能訓練士に
とっては当たり前の言葉ですが、
一般的にはあまりよく理解されていない
方が多いです。
できるだけかみ砕いた言葉で、
わかりやすく説明しましょう。
視力検査は頻度が高いため、患者さんから
「またやらなくちゃいけないの?」
と言われることもあります。
この場合は、後に控えている検査の
有無や視力検査の目的に応じて、
納得していただけるような説明を
心がけてください。
【視野検査など他の検査がある】
「これから行う〇〇検査を正確に行うために、本日の視力を測らせてください」
【手術やレーザーなどの処置前後】
「手術(処置)前後で視力に変化があるかどうかを評価するため、視力検査が必要です」
【定期検診など】
「先生が〇〇さんの目の状態について詳しく診察するために、前回から変わりないかどうか確認させてください」
必要な理由を説明しても協力が得られない場合は、無理強いせず医師に確認しましょう
視力検査では患者さんが見え方を
自覚しやすいため、
など、病気や治療に関する質問も多いです。
病気や治療についての言及はトラブルの原因となるため、避けてください
「検査の人には大丈夫って言われた!」なんて診察室でトラブルになりかねませんね…
視能訓練士の立場でどこまで患者さんに
伝えてよいのか、境界線をしっかりと
定めておきましょう。
「病気や治療に関することは私からはお話できないので、診察で先生に聞いてみてくださいね」
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ここでは、視力検査をスムーズに
行うためのコツを紹介します。
検査前には必ずカルテや紹介状を確認します。
視力や屈折だけでなく、疾患名や眼底所見、
視野などもしっかりと把握しておきましょう。
例えば、
などの所見がある場合、
視標の提示方法や声かけにも配慮が
必要です。
視力検査は患者さんとの
コミュニケーションが重要な検査です。
以上のような検査をしていませんか?
検査時には必ず
「切れ目の方向を教えてくださいね」
と一言説明しましょう。
患者さんの応答にも都度反応しながら
検査を進めることで、信頼関係を築き
やすくなります。
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ここでは、視力検査中に意識してほしい
3つのポイントについて解説します
検査中は常に患者さんの様子を観察
しましょう。
一生懸命答えようとするあまり無意識
に目を細めてしまう患者さんは多い
です。
そのような患者さんに対しては、以下
のように説明・声かけしましょう。
「目を細めると正確な視力が測れないので、目を大きく開けてお答えください」
「わかるところまででいいので、目を大きく開けてください」
目を細めることがクセになっており、
声かけしても改善しない場合は
という旨をカルテに記載してください。
近視になり始めたお子さんでよく見かけます
眼鏡を作るかどうかの判断基準にもなりますね
「頂点間距離が適切に保てているか」
という点も常にチェックしてください。
検眼枠のサイズが合っていなかったり、
レンズを多く重ねたりすると
鼻眼鏡のようにずり落ちて検査結果に
影響してしまうためです。
お顔に合った検眼枠を選ぶことに加え、
どうしてもずり落ちてしまう場合は
患者さんの手で検眼枠を支えて
もらいましょう。
屈折異常が強いほど、わずかなズレでも検査結果に影響します
視力検査中は、視力と屈折の関係性を
常に意識してください。
屈折に対して妥当な視力が得られて
いない場合、再検査して確認する必要
があります。
まずは「おかしい」と思えること、次に「なぜおかしくなったのか」を考えられることが大切です
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ここでは、視力検査中に困りがちな
場面について、その対処法を解説します。
前回値と比べて視力が出ない場合は、
粘って時間をかけすぎないように
注意しましょう。
度数調整などによる確認は必須ですが、
「視力が出ない」という結果も診察において重要な情報
なのです。
検査結果に自信がない場合、可能で
あれば他のスタッフに再検査をお願い
しましょう。
その場合はできるだけ早い段階で声をかけてくださいね
視力検査では「具体的な聞き方」が
必要です。
例えば、レンズを当てて
という聞き方ですが、これだと「レンズ
を重ねていない方が明るくて見やすい」
と答える可能性があります。
たしかに、これは本来ほしい回答とは違いますね…
患者さんの返答がこちらの意図と
異なることに気づいたら、
◎「Cがよりハッキリ見えるのは1枚目と2枚目、どちらですか?」
などと具体的な質問に変えてみましょう。
また、
もいます。
「どちらのレンズがはっきりと見えますか?」
「(確実に見える視標を出して)切れ目がよりハッキリ見えるレンズはどちらですか?」
など、常に具体的な聞き方を意識しましょう。
「複数の解釈ができる質問」より「確実な答えを聞くための具体的な質問」をしてください
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視力検査は眼科検査の基本でありながら、
とても奥が深い検査です。
難しく感じる方も多いかもしれませんが、
眼科分野を深く学んできた視能訓練士
としてのスキルを発揮できる検査でも
あります。
まずは基本的な手技や考え方をしっかり
と押さえることが重要です。
その上で、失敗を重ねながらどんどん
経験値を積んでいきましょう。
「視力検査は誰がやっても同じ」ではありません!
常に考えながら行い、経験を積めば、より精度の高い結果を出せるようになりますよ
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