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眼科の医療事務をしているけれど、患者さんが受けている検査についてよくわからないと感じている人は多いのではないでしょうか。
実際に、眼科の医療事務として採用された時点で、眼の構造や検査について知っている人はほとんどいません。
そこで今回の記事では、私自身が採用当時に戸惑った経験とその後得た知識から、医療事務も知っておきたい眼科での検査について取り上げます。
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眼科の医療事務も検査について知っておくべき理由として、以下の3点が挙げられます。
医療事務の毎日の仕事は次のようなものです。
眼科の医療事務の日常業務で、検査内容を知っておくとどのように役に立つのかについて解説します。
初めて眼科を訪れる患者さんは、診察前のたくさんの検査に戸惑われることが多いです。
コメディカルスタッフが不安を取り除きながら検査をするのですが、医療事務も患者さんごとに検査への誘導を担当できると、院内の流れがスムーズになります。
医師やスタッフから患者さんを「○○の検査へ案内してほしい」という要望にも応えやすくなりますね。
眼について勉強しようとする意識を持つだけで、医師やコメディカルスタッフがどのような診療行為を行なっているのかを理解でき、スタッフ間のコミュニケーションも濃くなります。
わからないところは専門家である医師やスタッフに話を聞くことで、患者さんの疾患や検査内容について学べます。
眼科の医療事務にとって、眼についての知識を深めることは医師や看護師、視能訓練士など他のスタッフとのコミュニケーションにもかかわる大切なミッションです。
医療事務にとって最も大切な仕事は、診療報酬をルール通りに算定することです。
算定漏れを避けるためにも、一つ一つの検査内容だけでなく、一連の検査や処置の流れについて知っておくことが必要です。
診療行為名と点数だけの知識では、どうしても算定漏れが起こりやすくなり、クリニックに不利益を与える結果になってしまいます。
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眼科では、他の診療科と比較するとさまざまな検査や処置を行ないます。
医療事務が最低限知っておきたい、主な検査について解説していきます。
眼は、光の刺激を受けて電気信号へ変換して脳へ伝える感覚器官です。
眼はよくフィルムカメラに例えられますが、レンズにあたるのが「角膜」と「水晶体」、眼に入る光の量を調節する絞りの役目は「強膜」や「脈絡膜」が担っています。
フィルムにあたるのが「網膜」であり、外部からの光は角膜や水晶体、硝子体を通って網膜で像を結び、網膜が電気信号に変換することで視神経を通して脳へと到達します。
この一連の流れによって「物が見える」のです。
オートレフケラとメーター(略称:レフケラ)という医療機器を使って、遠視、近視、乱視などの屈折度を測定する検査です。
視力検査をスムーズに行う予備検査としても活用されています。
眼の発達が未熟な乳幼児の強い屈折異常は、斜視や弱視の原因となるためより詳しい検査が必要です。
小児にはピントを合わせる力を弱める「調節麻痺薬」を使用して、屈折度数を測定した後に、治療することもあります。
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視力とは物の形を認識する力のことです。
通常の視力検査では、ランドルト環と呼ばれる「C」の形をした指標を用いて、判別できる最小のすき間の大きさで評価します。
矯正視力検査では、裸眼ではなく実際にレンズを使って視力を測定します。
学校での視力検査を、レンズの入った眼鏡をかけながら行うイメージに近いです。
眼位検査では、視線がずれている方向や角度の度合いを測定することが目的です。
眼位とは両眼の視線の方向のことで、物を見る時には左右の眼は対象物へ向きます。
しかし何か原因があり、左右の眼が対象物へ向かず、左右や上下、斜めに視線がずれることがあります。
この眼位がずれた状態を斜視といい、両眼で正しくものを見られず、立体感をつかむ機能が弱くなることが考えられます。
細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょうけんさ)は、眼瞼(がんけん=まぶた)や結膜、角膜、強膜や虹彩、水晶体を高い倍率で拡大して診ることができます。
また、蛍光染色液を使って、角膜表面の涙の状態や傷の具合も詳しく観察できます。
機器から出た空気を角膜に当てて眼球の内圧を測定する、非接触式の検査です。
眼圧が重要な疾患などでは、眼圧を測定する機器を目に直接当てて検査する、接触式の方法もあります。
眼圧の正常範囲は10〜21mmHgであり、特に緑内障の診療や治療の指針となります。
視野は一点を見たまま見える範囲のことで、正常な視野は上方60°、下方75°、鼻側60°、耳側100°です。
視野検査では、見えている広さや見えにくい部分があるかどうかも検査します。
眼科疾患だけでなく、脳の疾患の発見にもつながる検査です。
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OCT検査では、光干渉断層計という機器を使って網膜の断層画像を撮影します。
網膜の断面を観察できることから、網膜疾患や黄斑部の病変について詳しく診断できるようになりました。
「加齢黄斑変性」や「糖尿病網膜症」といった、視覚障害の原因となりやすい疾患の早期発見や経過観察に有益な検査です。
眼科の医療事務が検査内容や眼についての基礎的な知識を身につけることは、クリニックにとって良いことづくめです。
医療事務にとっても、患者さんが今どういう状態なのか、なぜこの検査や処置を受けているのかがわかると、自然と寄り添いやすくなります。
自分自身で勉強するだけでなく、積極的に医師やコメディカルスタッフと関わりながら、眼科についての知識を深めて下さい。
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