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【インタビュー】医療系IT(デジタルヘルス)企業に転職した視能訓練士に転職成功のコツを聞く

視能訓練士 医療系IT(デジタルヘルス)企業 転職

視能訓練士歴3年目にして、医療系IT(デジタルヘルス)企業へ転職した小島さん(仮名)にインタビューしました!

医療系IT(デジタルヘルス)企業の働き方や求められるスキルなど、詳しくお聞きしています。

視能訓練士 小島さん

経歴

視能訓練士として

  • 大学病院
  • 眼科病院(硝子体)
  • 健診センターなど複数勤務

その後、医療系IT企業へ転職
現在は週5日企業で働き、週1日臨床へ出ている

目次

経歴や前職の仕事内容は

Contact依田

小島さんのご経歴をお聞かせ下さい

視能訓練士×医療IT 小島さん

私の場合、いくつかの眼科を掛け持ちする働き方でした

私は合計4か所ほど眼科の勤務歴があります。大学病院から健診センターまで、広い範囲の経験を積んできました。

複数の施設に勤務して分かったのですが、場所によって患者さんの層や求められる検査が全く違うのです。

多様な症例や医療機器に触れたことが、眼科の課題や自分のキャリアについて深く考えるきっかけとなりました。

どんな企業に転職したか

Contact依田

どのような企業に転職されたか教えて下さい

視能訓練士×医療IT 小島さん

モバイル検査機器を開発する医療系IT(デジタルヘルス)企業です

メンバーには営業や広報といったコーポレートスタッフのほか、エンジニアや眼科医がいます。

これまで眼科領域の医療者が医師だけだったので、現場を知る視能訓練士として入職しました。

将来的には海外シェアの獲得にも動く予定で、とてもやりがいを感じています。

医療系IT企業に転職した理由とは

Contact依田

臨床から企業へキャリアアップしようと思った理由は何でしょうか?

視能訓練士×医療IT 小島さん

医療機器の小型化が臨床現場できちんと活用されていないと思ったからです

医療機器は据え置き型から手持ち式、モバイル式と小型化されていて、AIの画像診断もどんどん発展しています。

しかし臨床で活かしきれていないケースが多く、「開発して終わり」という中途半端な状態だと感じていました。

モバイル検査機器をもっと広められれば、検診やへき地での潜在患者さんの発見に大いに役立つはずです。

そんな私のやりたいことと会社の考え方が一致していたので、現在の医療系IT(デジタルヘルス)企業に転職を決めました。

Contact依田

どうやって応募したのですか?

視能訓練士×医療IT 小島さん

人づてに募集を知り、応募しました

モバイル検査機器を知ってからデジタルヘルスに興味を持ち、眼科で知り合った人脈を頼って問い合わせていたところ、ある企業で視能訓練士を募集していることを知りました。

自分が思っていた以上に視能訓練士が必要とされていることがわかり、かなり驚いたのを覚えています。

このような機会に巡り合えたのも、複数の眼科で働き、人脈を広げていたおかげだと思いますね。

医療系IT企業の働き方とは

Contact依田

実際にはどのような働き方をされていますか?

視能訓練士×医療IT 小島さん

基本的にはフルリモートです!

会社によると思いますが、私の場合は完全フレックス制で完全リモート勤務です。

日々の進捗はオンラインツールを使って共有し、週に一度は定例のオンラインミーティングがあります。

通勤時間がないので非常に快適ですね。

Contact依田

これは臨床では絶対にない働き方ですね!

医療系IT企業企業の業務内容とは

Contact依田

業務内容を具体的に教えていただけますか?

視能訓練士×医療IT 小島さん

私に任されている業務は広報、営業、検査要員、学会発表、機器展示です

広報

広報とは「製品をどうやって広めるか」という業務です。

これまでは学会発表やプレスリリース*のみだったので、見る人も限られ、現場の医療者まで届きにくかったという経緯があります。

私が視能訓練士としての知見をもとにメディアやSNSで情報発信することで、より医療者にアピールしやすくなりました。

*プレスリリースとは

自社の新製品や新規事業を報道機関に向けて発表すること

営業

営業は現場の医師や健診施設に製品を買ってもらうための業務です。

実際に検査をしている視能訓練士が説明するので説得力があり、強い信頼関係の上ご購入頂けます。

検査要員

モバイル検査機器を実証するための検査を実施します。

実証は眼科医が遠隔で診断できるかを試すために行なうもので、国家資格を持った視能訓練士による正しい検査結果が必要です。

また、開発者に対して使い勝手のフィードバックを行なうのも重要な役割です。

学会発表

エビデンスに基づいて、論文を書いたり学会発表を行なったりします。

医療関連の学会は企業に所属する非医療者が発表するより、視能訓練士が発表した方がより信頼性も上がりますね。

機器展示

学会などの機器展示ブースで直接来訪者とやり取りします。

製品の魅力を伝えるだけでなく、「その場に視能訓練士がいる」ということ自体が、良いアピール材料になると思います。

医療系IT企業企業に転職したメリット

Contact依田

企業に転職して「良かった」というメリットはありますか?

視能訓練士×医療IT 小島さん

「自分が必要とされている」と強く感じられることが一番のメリットです!

企業では自分の力で問題を探し、一つずつ解決していきます。

やることや考えることが多く、その分「会社から頼られている」と実感できるので、モチベーションアップにつながります。

毎日違うことができて、『仕事が楽しい』と思えますね。

また、視野が広がり知識が増えることも良い刺激になっています。

臨床では臨床以外の経験というと研究するくらいしかありませんが、企業ではビジネスのプロやエンジニアなど他業種の人と話す機会が豊富にあり、幅広い知識をどんどん吸収できます。

企業に入る前に比べ、自分がとても成長していることがわかるので、もし今後転職することになっても、かなり有利になるでしょう。

Contact依田

逆にデメリットはありますか?

視能訓練士×医療IT 小島さん

今のところデメリットはあまり思い浮かびませんね…

強いて言えば『指示待ちタイプ』の人には厳しい職場になる、といったところでしょうか。

企業では自分で考えて行動し、その結果を社員でシェアして、フィードバックをもらって次に生かす、というのが企業に求められることです。

私の場合も入社後すぐに営業に携わったことがあり、新しい環境への適応能力がないとなかなかきついと思います。

医療系IT企業に求められるスキルとは

Contact依田

転職にあたりどのようなスキルがあると有利でしょうか?

視能訓練士×医療IT 小島さん

行動力と、最低でもタイピング力ですね

私が実際に転職して感じたのは、圧倒的な行動力とPCスキルの重要性です。

細かいスキルや頭の良さより、「まず行動してみる」という実行力が大事だと感じています。

PCスキルといっても即必要なのはタイピングであり、ワードやエクセルのスキルは後からでも身につけられます。

また臨床では馴染みのないオンラインツールも頻繁に使うので、新しいことをどんどん吸収する力もあった方が良いでしょう。

医療系IT企業へ転職が向いている人とは

Contact依田

どんな人が企業に向いていると思いますか?

視能訓練士×医療IT 小島さん

向上心がある人ですね!

周りの課題に対して考えるのが好きな人、「今すぐやりたい!」と思える人、将来を見すえて行動できる人、といった向上心のある能動的な人は企業に向いています。

眼科領域の医療系IT(デジタルヘルス)企業では、行動力とPCスキルを持った視能訓練士なら、いくらでも役に立てると思います。

医療系IT企業に興味のある視能訓練士にアドバイス

Contact依田

最後に医療系IT(デジタルヘルス)企業への転職に興味がある視能訓練士にアドバイスをお願いします

視能訓練士×医療IT 小島さん

興味があるならまず「行動」すべきです

企業ではSNS運用やオンラインツールの扱い、ライティング作業を求められることがあるので、今のうちから少しずつスキルを磨いておくのがいいと思います。

まずは時間を作って、SNSを始めてみる、写真の取り方にこだわってみる、ライターを始めてみるといった、新しい行動をするといいでしょう。

Contact依田

医療系IT(デジタルヘルス)企業での働き方がわかり、とても参考になりました

小島さん、ありがとうございました!

 

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