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 弱視治療をスムーズに進めるために保護者との信頼関係を築く方法

弱視治療の第一歩は屈折矯正とも言われる
ほど、眼鏡装用はとても大切です。

視能訓練士にとってはごく当たり前なこと
ですが、弱視に対する知識がない保護者に
対しては、治療において眼鏡装用がいかに
重要かを理解してもらう必要
があります。

今回は、保護者に眼鏡装用の必要性を伝える
上で意識したいことや、具体的な説明ポイント
を解説します。

弱視治療は施設や医師の考え、症例によって差があります

本記事はあくまで一例として参考にして下さい

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目次

弱視治療で保護者と信頼関係を築く方法

治療用弱視眼鏡(以下、弱視眼鏡)の
必要性を伝えるためには、保護者との
信頼関係が大切です。

まずは、弱視治療の保護者と関わる上
での心構えについて解説します。

不安な気持ちを受け入れて寄り添う

保護者の不安で複雑な気持ちを受け入れ、常に「一緒に」治療を頑張ろうという姿勢で寄り添うことが大切です。

弱視治療中の保護者は、大きな不安を
抱えています。

視能訓練士とって小児の眼鏡装用や弱視
治療は日常的なことでも、保護者や本人
にとっては負担やストレスが大きく、受け
入れるまでに時間が必要です。

先輩視能訓練士

保護者や本人が少しでも前向きな気持ちで治療できるよう、常に寄り添う気持ちを忘れないで下さい

わかりやすい言葉を常に意識する

保護者への説明は、できるだけわかりやすい言葉で、かみ砕きながら行ないます。

一般の方にとって、弱視や治療に関する
ことは馴染みがないことばかりです。

保護者を置いてけぼりにしないよう、
きちんと理解できているかどうか確認
しながら話を進めて下さい。

質問しやすい雰囲気づくりが大切!

「ここまでで、気になることやわかりにくいことはなかったですか?」

「何かわからないことがあれば、いつでも聞いて下さいね!」

などと声をかけるなど、保護者が気軽に
質問したり、相談したりしやすくなる
ように意識して下さい。

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弱視治療眼鏡の必要性

なぜ弱視眼鏡が必要なのか

遠視や乱視などといった屈折異常があると、鮮明な像が脳に送られず、視力の発達が邪魔されてしまいます。

眼鏡装用は弱視治療の基本です。

完全矯正の眼鏡をかけることによって、
鮮明な像が脳に送られ、視力や脳の発達
が促される
のです。

視力が発達する時期(視覚感受性期)は
8歳頃までのため、それ以降は治療に反応
しにくくなります。

先輩視能訓練士

今しかない大事な視覚の感受性期に、弱視眼鏡を装用することが必要です!

弱視眼鏡と普通の眼鏡との違い

弱視眼鏡と普通の眼鏡には大きな違いがあります。

弱視眼鏡は屈折矯正によって鮮明な像を
脳に送り、視機能の発達を促すための
「治療用の眼鏡」です。

普通の眼鏡のように好きなときにかけたり
外したりせず、原則ずっとかけっぱなし
にする必要があります。

弱視眼鏡のポイント

  • ただの眼鏡ではなく「弱視を治す薬」のようなもの
  • 視力を育てるための眼鏡
  • 基本的にはずっとかけっぱなし
  • 必ずしも「かければよく見える」わけではない

普通の眼鏡

  • 眼鏡をかければよく見える
  • 裸眼で見えにくい時にかける
  • 好きなタイミングでかけたり外したりできる
先輩視能訓練士

弱視眼鏡は「はっきり見たい時だけかける」眼鏡ではありません

眼鏡をかけたらすぐに見えるわけではない

弱視眼鏡は必ずしも「かければよく見える」わけではありません。

しばらく眼鏡をかけていなかった状態から急に眼鏡をかけると、調節が抜けるまでは一時的に「眼鏡をかけると見えにくい!」と訴えることがある

「眼鏡=かければよく見えるもの」と
思い込んでいる保護者の場合、眼鏡装用
をためらったり、中止してしまう可能性
もあるため、しっかりと説明して下さい。

幼稚園、保育園の先生にも伝えてもらう

幼稚園、保育園、学校などの先生にも、弱視治療のために眼鏡をかけていることを伝えてもらいます。

弱視治療には、周囲の方の協力も大切です。

先生に伝えてほしいポイント

  • 普通の眼鏡ではなく弱視治療のための眼鏡である
  • お昼寝以外、基本的にはずっと眼鏡をかける必要がある
  • 視力を改善するために今がとても大事な時期である
  • 眼鏡を外す場合はケースに入れてほしい

もし可能であれば、先生から眼鏡や本人
の頑張りについて、時々褒めてあげて
ほしい
とお願いして下さい。

「〇〇ちゃんの眼鏡かわいい(かっこいい)ね!」

「今日も眼鏡頑張ってるね!偉いね!」

などと褒めてもらえれば、本人の自信や
モチベーションにも繋がります。

保護者が先生に説明しやすいよう、施設で
先生への弱視眼鏡に関する説明書(お便り)
を用意しておくのも良いでしょう。

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覚えておきたい弱視の説明の仕方

弱視の基本について説明する

弱視の説明例
  • 弱視とは、眼鏡をかけてもよく見えない状態
  • 弱視の原因には、遠視や近視、乱視といった屈折異常や斜視などがある
  • 通常、子どもの視力は体の成長に伴って発達していく
  • しかし、何らかの原因によって視力の発達が邪魔されると、弱視になる
  • 弱視の種類や程度にもよるが、早期発見・治療で治る可能性は高くなる
  • 視力が発達する時期は8歳頃までであり、それ以降は発達しにくくなる
先輩視能訓練士

早期に治療を開始するほど、治療に反応して視力が発達しやすいと伝えます

弱視を放置すると

  • 学校の黒板が見えない
  • 運転免許の取得に必要な視力に満たない
  • 職業選択が制限される

以上のように、将来的に何らかの支障が
生じる可能性があると説明して下さい。

保護者のせいではないと伝える

弱視は決して保護者のせいではありません。

保護者にとって「自分の子どもが弱視
である」という事実はショックが大きく、
受け入れがたいことです。

「子どもが弱視になったのは、自分に何か問題があったからかもしれない」

「私がもっと早くに気付いてあげていたら…」

などと、自分を責めてしまう保護者
(特に母親)も多くいます。

弱視は保護者のせいではなく、何らか
の原因でうまく視力が発達しなかった
だけのことです。

まず弱視を発見できたこと、こうして眼科を受診していることがすごいこと

であり、

視能訓練士や本人と協力しながら前向きに治療に取り組んでいくことが大切である

と伝えてあげて下さい。

まとめ

弱視治療における眼鏡はただの眼鏡では
ありません。

病気を治す「薬」のように大切で、治療の
ためになくてはならないものです。

保護者に弱視治療眼鏡の必要性を正しく
理解してもらい、眼科スタッフと一緒に
前向きに治療に取り組んでいきましょう。

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