「貴院」?「御院」?就活前に最低限これだけは押さえたい敬語集
- この記事でわかること
-
就活時に必要な敬語の使い方
社会人のマナーとして、
ぜひ身につけておきたいものの
一つが「敬語」でしょう。
敬語を適切に使いこなすためには、
- 「謙譲語」
- 「尊敬語」
- 「丁寧語」
の3つを状況に応じて使い分ける必要があります。
特に「謙譲語」と「尊敬語」の
使い分けは難しいため、
日ごろから練習しておくのが望ましいでしょう。
今回は、就活が始まる前に
押さえておきたい敬語の使い方について、
ポイントをまとめてご紹介します。
敬語って難しいなぁ…
就活後まで役立つのでしっかり覚えましょうね
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敬語の正しい使い分け方:
謙譲語と尊敬語
敬語を正しく使い分けることができれば、
メールや面接でのやりとりなど、
就活で役立つのはもちろん、
就職後の接遇にも生かすことができます。
まずは、敬語の使い分けの基本となる
- 「謙譲語」
- 「尊敬語」
の違いを理解することから始めましょう。
謙譲語とは
謙譲語とは、
自分を下げることで相手に敬意を表す敬語
です。
自分や自分の身内が主語になるときに使います。
- 「今から行きます」→「今から伺います」
- 「分かりました」→「承知いたしました」
謙譲語の「謙」はへりくだる、
「譲」は相手にゆずるという意味があります。
いくつかパターンを覚えておくとよいでしょう。
尊敬語とは
尊敬語とは、目上の人や上司に対して
自分よりも相手を高くすることで敬意を示す敬語
です。
先生や上司、目上の患者様を主語として話すときに使用します。
- 「(相手が)行く」→「いらっしゃる」
- 「(相手が)来る」→「お越しになる」
尊敬語の「尊」は身分が高い、
「敬」は相手をうやまうという意味があります。
就活の面接や履歴書でよく使う
間違いやすい敬語とは
就活の面接だけでなく、
普段の生活などのさまざまな場面で、
敬語をどう使えばいいのか
迷うケースも多いことでしょう。
敬語を正しく理解していないと、
一見適切な敬語を使っているようでも、実は言葉遣いを間違えていた
ということもよくあります。
今回は面接や履歴書で
使う機会が多い敬語のうち、
特に間違いやすい表現について紹介します。
「貴院」と「御院」の正しい使い方
医療機関に対する敬称でよく使われるのが
- 「貴院(きいん)」
- 「御院(おんいん)」
です。
以下の通り、「貴院」と「御院」の
使い分けには明確なルールがあります。
- 「貴院」の場合
メールや履歴書などに使う「書き言葉」
- 「御院」の場合
会話や面接などで使う「話し言葉」
企業に対してもよく「貴社」「御社」という
敬称を使います。
「貴」がつくと書き言葉、「御」がつくと話し言葉だと覚えておきましょう。
使う機会が多い敬称なので、
この機会にマスターしておくことを
おすすめします。
宛名の敬称にも注意しよう
「貴院」「御院」の使い分けに加えて、
宛名の敬称についても
セットで覚えておくと便利です。
「役職」に「様」をつけると二重敬語になるため適切ではありません。
意外と分かりにくい敬称ですが、
正しく使うことができれば、
それだけでも相手に好印象を
与えることができるでしょう。
例えば、よく間違えられるのが「役職」に「様」をつけてしまうミスです。
- 「山田一郎 院長様」
- 「山田二郎 施設長様」
正しくは以下の表記のどちらかになります。
- 山田一郎 院長
- 院長 山田一郎様
「〜先生」という呼称にもすでに敬意が含まれているため、「先生様」としないよう注意しましょう。
宛名はメールや手紙でも、
届いたときに最初に相手が目にする場所です。
第一印象を左右する
重要なパートであると意識して、
細かい部分まで気を配りながら書きましょう。
うっかり間違えやすい敬語一例
上記に紹介した敬語以外にも、
つい間違えてしまいやすい表現を
以下にまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
敬語の使い分けは難しく
感じられるかもしれませんが、
よく使う表現をパターンとして
覚えておくと日常生活でも
応用が利きやすくなります。
就活中だけではなく、就職後のコミュニケーションにも役に立ちますよ。
この機会に基本から身につけます!
面接前には、今回の記事で
紹介した敬語のほか、
面接のマナーや質問の回答例についても、
あらかじめ準備しておきたいものです。
他の記事に詳しくまとめていますので、
ぜひ参考にして頂ければと思います。