視能訓練士の副業や転職先は？多様性のある3つの働き方を紹介

視能訓練士は、病院やクリニックの眼科
で勤務するのが一般的です。

しかし、最近はコロナ禍や厚生労働省
による「働き方改革」によって多様な
勤務方法が注目されています。

視能訓練士も例外ではなく、資格を
活かした副業やフリーランスとしての
働き方に興味がある方も多いのでは
ないでしょうか。

今回の記事では、視能訓練士の副業や
キャリアチェンジなど、働き方の
多様性について紹介します。

視能訓練士の一般的な働き方

視能訓練士の一般的な働き方は、
病院やクリニックの眼科で正社員
または、パートで勤務することです。

雇用形態は正社員やパートが一般的

視能訓練士の雇用形態をご紹介します。

	労働期間の定め	勤務時間	雇用区分
正社員	なし	フルタイム	正規雇用
パート・アルバイト	定めがある場合と、ない場合がある	短時間労働	非正規雇用
契約社員	あり	フルタイムの場合と短時間の場合がある

正社員と契約社員の1番の違いは、
雇用期間の定めがあるかないかです。

契約社員は、契約更新がない場合は
期間の終了とともに退職となります。

分からないことをそのままに
してしまうと、後にトラブルになる
可能性があるので注意が必要です。

勤務先は病院やクリニックが一般的

視能訓練士の一般的な勤務先は、
病院やクリニックの眼科があります。

病院勤務とクリニック勤務では、
働き方に違いがあります。

代表例として勤務時間の違いを紹介します。

病院勤務の例	出勤時間　8：00　 退勤時間　17：00～18：00
クリニック勤務の例	出勤時間　8：00～10：00　 退勤時間　17：00～20：00

病院とクリニックの働き方の違いについて、
詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

視能訓練士×フリーランスという働き方

視能訓練士として、特定の施設に所属
せず「フリーランス」として働くこと
ができます。

【フリーランスとパートの視能訓練士の違い】

	フリーランス	バート（アルバイト）
報酬	時給制、成果報酬	主に時給制
契約	業務委託契約	雇用契約(非正規雇用）
責任	自分	雇用主
場所	眼科以外の仕事もある	基本的に眼科で勤務
時間	仕事によっては眼科以外の時間帯も労働	眼科の勤務時間内

フリーランスの視能訓練士の代表的な
働き方として、複数の施設でスポット
勤務する方法があります。

フリーランスとして独立するためには、
視能訓練士としての経験値がある程度
ある方が望ましいでしょう。

視能訓練士として「お呼びがかかる」状態
であればあるほど、独立は容易になります。

他にもフリーランスの働き方には
次のようなものがあります。

現在、フリーランスの視能訓練士は
人数が少ないのが実情です。

女性のライフイベントで離職することの多い
視能訓練士にとって、フリーランスはスキル
を無駄にせず自由な働き方のできる手段
の一つです。

視能訓練士×フリーランスで可能な3つの副業

フリーランスの仕事として視能訓練士が
できる副業や転職先について紹介します。

これらを本業にする、副業にする、
兼業するなど、視能訓練士の働き方は
多様に考えられます。

①視能訓練士養成校教員

視能訓練士養成校の教員になって
視能訓練士を育成する仕事もあります。

視能訓練士養成校は、
全国各地に28校あります。

教員の募集要項は各校によって違うので、
教員を目指す場合は確認してみましょう。

視能訓練士養成校の教員の給与は、
月収30万円以上を狙える可能性があります。

一般的に病院やクリニックで勤務する
視能訓練士とは種類の違ったやりがいが
感じられる働き方です。

②セミナー講師

セミナー講師は視能訓練士の
専門知識を活かした働き方です。

視能訓練士がセミナーの講師を
することはよくあります。

しかし、セミナー講師だけで生計を
立てるのは、よほどの経験値がある
場合を除けば難しいかもしれません。

セミナー講師は、副業としての働き方と
相性が良いといえます。

③ライター、記事監修など

WEBライターは資格や免許がなくても
経験を積むだけで誰でもなれる職種です。

視能訓練士の専門知識は付加価値として
考慮されるため、有利に働けます。

視能訓練士ライターの報酬は、
WEBライターは1文字いくらか、
という文字単価で決まります。

例えば3000文字の記事を1500円の
報酬で執筆した場合、文字単価は0.5円です。

【視能訓練士ライターのクライアントの例】

• 眼科のホームページに掲載するコラム
• コンタクトレンズ販売の企業の記事
• 眼科関連情報サイトの記事

また、クラウドソーシングや運営ブログに
記事や商品の監修の依頼が来ることも
あります。

視能訓練士の副業は確定申告を忘れずに

副業をする場合は、年間の収入に応じて
確定申告が必要になる可能性があります。

年間の所得が48万円を超える場合は、
開業届を出して個人事業主となり、
青色申告をすると節税効果もあります。

副業をする際は事前に調べてから
行いましょう。

なお、本業に支障が出ないように
気をつけて下さい。

自分に合った多様な働き方を選ぼう

視能訓練士の働き方は、一般的な
病院やクリニック勤務だけでは
ありません。

ライフイベントに合わせて、
収入を得る方法はたくさんあるのです。