【視能訓練士】転職のご相談はこちら ▶ 無料相談する

【必見】眼科のモバイル検査機器10種類を紹介

眼科モバイル検査機器

眼科の検査機器は小型化、軽量化が進んでおり、徐々に臨床や検診会場へ普及しています。

しかし、視能訓練士や眼科看護師の中には「まだ使ったことがない」「モバイル検査機器があるなんて知らなかった」という人も少なくないでしょう。

本記事では臨床で役立つ眼科のモバイル検査機器を10種類紹介します。

目次

モバイル検査機器とは

モバイル検査機器とは、

  • 持ち運びできるほどの手軽さ
  • 従来の器械に劣らない性能
  • デジタルデータをオンラインで共有できる利便性

を兼ね備えた、次世代の医療機器のことです。

単なる小型化だけでなく、検査結果をオンラインで共有することにより、遠隔診療が可能になるという革新的な側面を持っています。

現在、スマートフォンに装着するアタッチメント型の細隙灯顕微鏡や眼底カメラ、頭に装着して視野検査ができるモバイル視野計などが次々と開発されています。

モバイル細隙灯顕微鏡(スリット)

Smart Eye Camera

Smart Eye Camera OUI inc
画像提供:OUI Inc.
スクロールできます
検査項目前眼部、水晶体の観察
特徴ポケットに入れて持ち運びが可能

撮影データを用いて遠隔診療が可能
高精度3Dプリンターにて製造、耐久性に優れている
製品名Smart Eye Camera
開発企業名OUI Inc.

スマートフォン接続型眼科診療機器 MS1

スマートフォン接続型眼科診療機器 MS1 MITAS Medical
画像提供:株式会社MITAS Medical
スクロールできます
検査項目前眼部、水晶体の観察
特徴眼科以外の医師でも簡単に撮影可能スマホ撮影アプリ
画像共有クラウドサービス
眼科健診システムと連携ドクターtoドクターの遠隔診療が可能
製品名スマートフォン接続型眼科診療機器 MS1
開発企業名株式会社MITAS Medical

モバイル視野計

視線分析型視野計 GAP/GAP-screener

視線分析型視野計 GAP/GAP-screener 
画像提供:株式会社ファインデックス
スクロールできます
検査項目視野
特徴固視や患者さんのボタン操作が不要
短時間で他覚に近い検査結果を得られる
省スペースで暗室が不要
製品名視線分析型視野計 GAP/GAP-screener 
開発企業名株式会社ファインデックス

視機能評価機アイモvifa

視機能評価機アイモvifa
画像提供:株式会社クリュートメディカルシステムズ
スクロールできます
検査項目視野
特徴小型軽量化で場所を問わず明室でも検査可能
高精度な測定と時間短縮ができる3つのモード搭載
院内の電子カルテと連携
製品名視機能評価機アイモvifa
開発企業名株式会社クリュートメディカルシステムズ

※アイモは2021年にモデルチェンジをし、現在はコンパクトなデスクトップ型になっています

モバイル眼底カメラ

スマートフォン一体型無散瞳眼底カメラ Eyer

スマートフォン一体型無散瞳眼底カメラ Eyer
画像提供:株式会社アルム
スクロールできます
検査項目カラー眼底、視神経乳頭、前眼部撮影など
特徴高画質、低光量で撮影可能
眼底⇔前眼部撮影でモジュール交換不要
スマホ連携で画像・診断共有
製品名スマートフォン一体型無散瞳カメラ Eyer
製造販売業者株式会社アルム

モバイル眼圧計

iCare

iCare エムイーテクニカ
画像提供:株式会社 エムイーテクニカ
スクロールできます
検査項目眼圧
特徴極小プローブが瞬間的に眼球に接触
痛み刺激はほとんどない
モデルによっては仰臥位、側臥位でも可能
製品名iCare(モデル多数)
開発企業名株式会社 エムイーテクニカ

モバイルOCT

PBOS(Patient Based Ophthalmology Suite)(現在開発中)

スクロールできます
検査項目眼底
特徴超小型OCTネットを介して在宅、遠隔で診断が可能
患者さんが自分でも測定可能
製品名PBOS(Patient Based Ophthalmology Suite)(現在開発中)
開発企業名窪田製薬ホールディングス

モバイル他覚的屈折検査

スポットビジョンスクリーナー

スポットビジョンスクリーナー
画像提供:アールイーメディカル株式会社
スクロールできます
検査項目他覚的屈折検査
特徴生後6ヵ月から測定可能
簡便で高精度な屈折度数がわかる
ワイヤレスで検査結果を共有
製品名スポットビジョンスクリーナー
開発企業名ウェルチ・アレン

モバイルVR弱視訓練

Vivid Vision 

スクロールできます
項目弱視斜視輻輳障害
特徴アプリを利用したVR型視覚トレーニング
左右異なるVR映像を用いて弱視、立体視訓練ができる
全年齢が対象
製品名Vivid Vision ClinicalVivid Vision Home
開発企業名Vivid Vision 株式会社

VR型弱視治療アプリ(現在開発中)

スクロールできます
項目弱視治療弱視訓練
特徴頭部にVR機器を装着
左右眼で異なる画像を見せ遮蔽効果
アプリにゲーム要素を取り入れる
製品名未定(現在開発中)
開発企業名InnoJin株式会社
住友商事
イマクリエイト
(共同開発)

まとめ

モバイル機器の開発が進むと、眼科医療全体の構造が変わります。

「モバイル検査なんて知らない」と知識のアップデートをしないまま、ただ視力検査や眼底検査を行なっているだけの視能訓練士では、近い将来、取り残される可能性があります。

どのような機種が開発され、どのくらい普及しているのか、これからどう活用していくか。

視能訓練士の未来を考えるきっかけにして頂ければ幸いです。

 

眼科モバイル検査機器

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次