【新たな経験を求めて】 年収-36万円でも大学病院からクリニックへ転職した視能訓練士の決断

転職を考えたきっかけ

―― まず、転職を考えた理由を教えてください。

Aさん：大学病院の環境は充実していましたが、もっと患者と近い距離で働きたいと感じるようになりました。最先端の設備や専門性の高い医療に携わることはやりがいがありましたが、一人ひとりの患者さんとじっくり向き合う機会が少なく、次第に「もっと寄り添ったケアをしたい」と思うようになったのです。

転職活動の不安とエージェントのサポート

―― 転職活動で不安だったことはありますか？

Aさん：給与が下がることには正直不安がありました。転職前は年収490万円でしたが、転職後は454万円と減少しました。経済的な面での不安はありましたが、それ以上に自分が望む働き方を実現できるかどうかが気がかりでした。

―― その不安をどのように解消しましたか？

Aさん：医療業界に精通したエージェントに相談したことが大きかったです。年収だけでなく、「自分がどんな働き方をしたいのか」を明確にすることが大切だとアドバイスを受けました。その結果、自分の希望に合ったクリニックを見つけることができました。また、履歴書の添削や面接対策のサポートを受け、自信を持って面接に臨むことができました。

クリニックでの新たな挑戦と転職後の成果

―― 実際に転職してみてどうでしたか？

Aさん：とても満足しています。大学病院ではチームでの診療が中心で、個々の患者さんと深く関わる機会が限られていました。しかし、クリニックでは一人ひとりの患者さんとじっくり向き合うことができるため、患者さんの変化を直接感じられるようになりました。

―― 具体的にどのような違いがありましたか？

Aさん：クリニックでは幅広い年齢層の患者さんと接する機会が増え、新しいスキルを磨くチャンスも増えました。例えば、大学病院ではあまり扱う機会のなかった小児の斜視や弱視の治療にも携わるようになり、より多角的な視点を持つことができるようになりました。

転職を振り返って

―― 今回の転職を通じて感じたことは何ですか？

Aさん：エージェントのサポートがなかったら、ここまでスムーズに転職できなかったと思います。自分だけでは見えていなかった選択肢を提案してもらえたことが、転職成功の大きな要因だったと感じています。

これから転職を考える視能訓練士へ

―― これから転職を考える方にアドバイスをお願いします。

Aさん：まずは「自分がどんな働き方をしたいのか」を明確にすることが大切です。それに合った環境を探し、情報収集をしっかり行いましょう。また、転職のプロであるエージェントを活用することで、自分に合った職場をスムーズに見つけることができると思います。

「転職はゴールではなく、新たなキャリアのスタートです。理想の働き方を実現するために、しっかり準備して進んでほしいです。」