視能訓練士求人の面接で実際にあった4つの失敗と対策

視能訓練士の採用試験で、合否に
最も影響するのが面接です。

面接で思っていることを言えず、
後悔した経験がある方は多いの
ではないでしょうか。

見られている緊張状態で、自分を
100％アピールできる人は少ない
と思います。

面接で失敗しないために対策を
しましょう！

視能訓練士求人の面接で実際にあった4つの失敗

実際の失敗談を知ると、
予想外のことへの心の準備ができます。

これらの実際に起こった出来事を紹介します。

失敗談①手ごたえありでまさかの不合格

失敗談の概要
眼科詳細	地方の小規模クリニック 先輩視能訓練士も何人かいて勉強できそうな環境
受けた人	養成校新卒
面接までの経緯	求人に応募→施設見学→後日面接
面接官	2名（院長先生と視能訓練士らしき人）
失敗の内容	ネガティブな発言をしてしまった
失敗した原因	油断

結果：不採用

「うちは小児の患者さんが多いですが、
斜視弱視は得意ですか？
興味はありますか？」という質問に対し、

正直に「小児(斜視弱視)は苦手です」と回答しました。

「しかし、臨床で勉強していこうと
思います」とフォローしたつもりが
時すでに遅し。

面接官の空気が変わった気がします。

【こうしたら良かった】

本当のことだとしてもネガティブ発言は
控えるべきだった。

「症例数の多い貴院で経験を積みたい」
などポジティブな発言をすれば良かった。

失敗談②まったく言葉が出てこなくなった

失敗談の概要
眼科詳細	実習先でもあった大学病院の面接
受けた人	社会人から視能訓練士になったので 大学新卒よりだいぶ年上（養成校新卒）
面接までの経緯	実習先で声をかけられて応募
面接官	5名（実習先で知っている人ばかり）
失敗の内容	パニックになり、声が出てこなくなった
失敗した理由	100点の回答をしようとした

結果：不採用

「ERGの補助等で赤い光を使う理由は？」
「もしSL（－）なら何があっても
その結果は変わらないと思う？」
というかなり深い質問を次々とされました。

緊張のあまり、質問に答えようとして
口をパクパクさせるだけに。

その恥ずかしさがさらに追い打ちをかけ、
悪循環な面接でした。

【こうしたら良かった】

質問の答えがわからなくても、
間違っていても、落ち着けば必ず
何かの答えを出せるはずだった。

「難しい質問が来た時にどうするか」
まで想定して、もっと余裕を持てばよかった。

面接官は100点の回答を知りたい
のではなく、正解でも不正解でも、
どのようにその答えを導いたのか
そのプロセスを知りたい。

コミュニケーション能力を知りたい
のだと思う。

失敗談③面接中に涙が…

失敗談の概要
眼科詳細	地域の総合病院
受けた人	養成校新卒
面接までの経緯	大学に求人が来ており、気付いてすぐ応募した
面接官	3名（医師と看護師、視能訓練士）
失敗の内容	泣いてしまった
失敗した理由	「失敗への耐性」がなかった

結果：不採用

（緊張しすぎて質問を覚えていない！！）

【こうしたら良かった】

それまで面接でも大きな失敗をしたこと
がなく、自分の中で慢心があった。

不採用になった理由は、泣いてしまった
せいではなく、私の人間的なおごりを
見抜かれたのだと思う。

大学の就活サポートを頼れば
良かったと後悔した。

面接の練習をせずに、
ぶっつけ本番は失敗して当然。

失敗談④似た駅名でまさかの遅刻

失敗談の概要
眼科詳細	入院設備もある大きな個人クリニック
受けた人	養成校新卒
面接までの経緯	大学への求人のほか、 独自にインターネットで発見し、応募
面接官	覚えていない
失敗の内容	15分の遅刻
失敗した理由	そっくりな名前の別の駅と勘違いした

結果：不採用

土地勘のない都内の最寄り駅で、
そっくりな名前の別の駅に行って
しまい、慌てて向かい直したところ
15分の遅刻をしてしまいました。

【こうしたら良かった】

土地勘のない場所なら、地図アプリを
使って事前に現地を確認するべきだった。

時間に余裕があるなら、できるだけ早めに
到着しておき、周辺のカフェなどで
面接のイメージトレーニングをすると
良いと思う。

思い込みを自力で修正することは難しい
ので、情報の再確認はなるべく客観的に
思い返すことが大事だと思う。

視能訓練士求人の面接で失敗しないための3つの方法

面接を成功させる秘訣を2つ紹介します。

1. 面接の練習を徹底する
2. 実は「失敗してもいい」
3. 過剰な緊張をしないための心がけ

事前準備でやれることを網羅すれば、
自信を持って面接に挑めますよ。

①面接練習の徹底

面接マナーの確認を含め、
模擬面接を受けると自信がつきます。

模擬面接は大学や視能訓練士養成校の
就活サポートを利用して、なるべく
就活に詳しい方に見てもらいましょう。

事前準備チェックリスト

【施設を問わず】

• 面接のマナー（身だしなみ含む）を確認する
• 自己分析をしっかり行う

【施設に合わせて】

• 施設について詳しく調べる
• 聞きたいことを用意しておく

【最終段階として】

• 模擬面接を受ける
• フィードバックを参考に修正する

予想もしていなかったことを
聞かれるのが面接です。

しかし模擬面接で練習したか、
していないかでは大きな差があります。

自己分析について詳しく知りたい方は、
『就活の手引き』をご覧下さい。

②実は「失敗してもいい」

失敗の原因を探るより、自分とは縁が
なかったと切り替えることが得策です。

失敗してはいけないという思い込みを
捨てて、リラックスすることが
面接成功のポイントです。

完璧な人間は、どこにもいません。

本当にわからない質問があれば正直に

「勉強不足で、その質問についてはわかりません。
　今後答えられるようにします」

と答えれば大丈夫です。

意見を聞かれたら「わかりません」では
なく、何かしらの考えを伝えましょう。

③過剰に緊張しないための心がけ

過剰に緊張しないためには
次のようなことを心がけて下さい。

• 失敗してはいけないという
  思い込みをなくす
• 不採用でも他の眼科を受ければ良い
• 自分は完璧でなくて良いと考える

それでも緊張してどうしようもない人
は、面接をお見合いと捉えてみて下さい。

自分と合う職場か見定めるつもりで
面接に挑めば、過剰な緊張を防げます。

まとめ

面接は緊張して当たり前なので、思いも
よらない失敗をしてしまうことがあります。

面接で不採用になる原因は、
必ずしも自分にあるわけではありません。

病院の都合や、他に要因があること
も考えられます。

対策をしっかりと行なったのであれば、
不採用の原因を深堀りせず、
切り替えることも大切です。