今の職場に悩んでいたら・・・
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転職先が田舎で、視能訓練士が自分以外にいない! どうしよう!?
視能訓練士がいない眼科と聞くと、
それだけで不安が募りますよね。
「視能訓練士がいない眼科ってあるの?」
と驚かれる人もいるかと思いますが、
実際にあります。
私自身、視能訓練士がいない眼科に
転職し、現在なかなかうまく働けて
います。
この記事で「転職先に視能訓練士ゼロ」
という崖っぷちに立たされている人の
不安を、少しでも解決できればと思います。
この記事を書いた人
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視能訓練士のいない眼科では次の点に注意して下さい。
田舎の眼科では、まだまだ無資格者の
方が検査をしている施設も多くあり、
スタッフはプライドを持って働いて
いるということを忘れてはいけません。
これからは資格のある者が検査をする
ように、という時代に変わろうとして
いますが、視能訓練士がいなくても
外来は回るのです。
視能訓練士であることをおごらずに、あつれきを生まないような働き方が大切です
経営のトップが視能訓練士の存在を
重要視していないことが多いです。
なぜ眼科に視能訓練士がいない状況が
あるのかというと、田舎でなかなか
視能訓練士の求人を出しても来ない
というのが大きな理由です。
一方で「視能訓練士の代わりはいくら
でもいる」とトップが考えている、
ということもあるのです。
眼底カメラやOCTは機械の技術が進歩
しており、誰が検査をしても精度が
高くなりました。
無資格でも経験があれば、特別な
眼底疾患の知識がなくても十分な
データを測定できてしまいます。
「給料泥棒」と思われないよう、せいいっぱい活躍して院内の地位を確立しましょう
現場には「視能訓練士なら当然知ってる
よね、できるよね」という期待を持って
いる方が多いのも事実です。
無資格者が一般検査を当たり前にこなして
いるその環境であればこそ、視能訓練士が
一般検査をこなせて当然、それ以上のこと
はもちろんできると思われます。
実際には視能訓練士であっても、時間を
かけて経験を積みながら、知識、技術を
習得していくものです。
いきなりできるわけではないのですが、
できて当然という高いハードルを越え
なければなりません。
新卒、あるいは経験の浅い視能訓練士が、
視能訓練士のいない眼科に就職するのは
かなり厳しい状況です。
先輩スタッフがいくら勉強熱心で検査を
回せているとはいえ、体系的に知識を
学んだ視能訓練士と同じような検査への
深い理解があるとは限りません。
しかし、無資格でも長年検査を続けて
いる人は、視能訓練士の新人よりも
検査を回すことができます。
新人が頼るのは、『視能学』を学んでいない独学の先輩ということになります。
応用は基礎があってこそ。
今後のキャリアパスを考える上でも、
基礎力が育ちにくい環境は新人には
おすすめできません。
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視能訓練士のいない眼科でうまく
やっていくには、人間関係を良好
に保ち、と存在意義を全うすること
が重要です。
低姿勢で謙虚さを持ちつつ、「改善すべきポイントをうまく伝えながら」働くことが大事です。
先輩たちのプライドと視能訓練士として
のプライドをうまく調和させながら、
勤務先の眼科(患者さん)にとって有益
になることをどんどん提案しながら働き
ます。
例えばロービジョン患者さんを誘導する
通路に消化器やリーフレットなどの障害
物が多いことに気づいた場合、黙ってい
るのではなく、積極的に配置換えを提案
します。
先輩を立てつつ医療従事のプロとして
解決すべき課題を見つけ、改善のための
意見を言えるかどうかが一人視能訓練士
に求められていることです。
視能訓練士が雇われたのには理由がある
ので、そのニーズに応えられるように
します。
医師や先輩スタッフとよくコミュニケー
ションをとり、自分が雇われた理由を
深く知り、認識のズレをなくすことが
大事です。
これまで視能訓練士がいなくても回って
いた眼科なのに、なぜ雇われたかと
言えば、視能訓練士に任せたい仕事が
できたからです。
といった理由も考えられます。
たとえ積極的な理由でなかったとしても
「自分がなぜここにいて、何をすれば応えられるか」
をよく考えましょう。
学会や勉強会への参加、掛け持ちでアルバイトをするなど常に勉強する意識を持ち続けて下さい。
視能訓練士が一人だと、フィードバック
もなく、他者と比較することもないため、
どうしてもスキルアップに限界が来ます。
苦手なスキルを伸ばそうとか、最新の研究
結果を知ろうとか、知識や技術を磨く努力
をしなければ完全に取り残されます。
学会やSNSは視能訓練士の仲間を作るのに
ちょうどいい機会なので、積極的に利用
するといいですね。
私は視能訓練士が複数在籍していた
クリニックに10年以上勤めた後、
「もっとうちの眼科を良くしたいから」
知り合いの医師から声をかけられ、
視能訓練士が一人もいない病院へ
転職しました。
人生初、視能訓練士のいない眼科に
転職して気づいたことは、
資格を持っているだけですごいハードルを上げて見られる
という点です。
私は視能訓練士の資格を持っているという
だけで「すべての検査をパーフェクトに
できて当たり前」と認識されていました。
転職先の眼科医院では、医療事務や
OMAが視力検査、眼鏡処方、眼底
カメラ、OCT撮影もしています。
IOL検査とプリズム眼鏡の処方は医師
が検査しており、視能訓練士なしで
検査を回していたのです。
これは本当に驚きました
幸い私は10年のキャリアがあり、転職先の
ニーズにも答えられるような働き方ができて
います。
視能訓練士のいない眼科に転職が決まったの
であれば、一通りの検査の練習や勉強のおさ
らいはしておくべきだと思います。
私は現在、SNSや医学書、オンライン勉強会
などに参加しロービジョンのスキルアップに
励んでいます。
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視能訓練士がいない眼科で働く際には、
もともといなくても検査が回る病院の
中で、視能訓練士の価値を与えなければ
いけません。
あらゆる検査を行うことはもちろん、
ほかのスタッフや医師とのコミュニケーション
をとり、「雇って正解だった」と思って
もらえるのがゴールです。
視能訓練士の価値を与えつつ、医療レベルの
向上に一役買い、地域の患者さんのために
なる眼科づくりに貢献しましょう。
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