視能訓練士を採用する3つの方法|メリット・デメリットを徹底比較
視能訓練士国家資格保有・株式会社Contact代表として眼科クリニックの採用支援を専門に行う
視能訓練士の採用方法は、主にリファラル採用・求人広告・人材紹介サービスの3つです。それぞれ費用・採用までの早さ・候補者の見極めやすさが異なり、万能な方法はありません。この記事では3つの方法のメリット・デメリットを整理し、自院の状況に合った選び方を解説します。
視能訓練士の採用方法は、主に3つある
視能訓練士の採用方法として一般的なのは、次の3つです。
- リファラル採用:知人や在籍スタッフの知り合いから候補者を紹介してもらう方法(縁故採用とも呼ばれる)
- 求人広告:求人サイトへの掲載や自院ホームページ・SNSでの募集など、広告を通じて応募を集める方法
- 人材紹介サービス:人材紹介会社に希望条件を伝え、条件に合う求職者を紹介してもらう方法
視能訓練士は有資格者そのものが少なく、地域や施設によって採用の難しさに差があります(詳しくは視能訓練士の採用はなぜ難しい?構造的な3つの理由と眼科クリニックができる対策を参照)。だからこそ、3つの方法の違いを理解したうえで自院に合う手段を選ぶことが重要です。
リファラル採用のメリット・デメリット
メリット:費用を抑えやすく、人柄も見えやすい
リファラル採用の最大のメリットは、採用費用を抑えられる可能性があることです。紹介してもらうだけであれば、特別な契約や手続きは発生しません。
また、面接前に紹介者から候補者の経験や人柄について情報を得やすく、全く接点のない応募者よりも一定の安心感を持って選考できます。在籍スタッフからの紹介であれば、職場との相性も想像しやすくなります。
デメリット:断りにくさとスキル確認の甘さに注意
一方で、紹介者との関係を気にして、候補者に問題があっても選考を断りにくくなることがあります。紹介という理由で採用基準が甘くならないよう、通常の面接やスキル確認は省略しないことが大切です。
紹介者との距離が遠いほど、候補者の情報は不確かになりやすい点にも注意が必要です。また、候補者本人が転職を考えていなければ、採用までに時間がかかることもあります。
求人広告(求人サイト・自院サイト・SNS)のメリット・デメリット
メリット:広く認知してもらえる
求人サイトへの掲載、自院ホームページやSNSでの募集は、多くの求職者に「募集している」と知ってもらえる点がメリットです。自院ホームページやSNSからの応募であれば、費用を抑えられる場合もあります。写真やスタッフ紹介を使って、職場の魅力を直接伝えられることも強みです。
デメリット:見極めと対応の負担は自院持ち
求人広告には、リファラル採用や人材紹介のように候補者情報を事前に得られる仕組みがありません。応募者のスキルや人柄は自院で見極める必要があり、応募対応・日程調整・面接まで院長やスタッフの負担も発生します。
求人広告を出しても応募が来ない場合は、次の点を見直します。
- 採用したい視能訓練士が実際に利用している媒体かどうか
- 給与・休日・勤務時間が周辺の求人と比べて見劣りしていないか
- 仕事内容や教育体制など、働くイメージが伝わる情報を掲載できているか
- 院内やスタッフの自然な写真を用意し、職場の雰囲気を伝えられているか
より詳しい原因の切り分けと対策は眼科の求人に応募が来ない5つの原因と対策で解説しています。
人材紹介サービスのメリット・デメリット
メリット:採用業務の代行とスピード
人材紹介サービスの最大のメリットは、求人票の作成や候補者とのやり取りを代行してもらえることです。条件に合う登録者がいれば、比較的早く紹介を受けられます。
また、面接前に候補者の経験・スキル・希望条件について情報を得られるため、書類選考や日程調整にかかる院長の負担を軽減できます。採用を急いでいる場合や、自院だけでは応募者を見極めにくい場合に向いている方法です。
デメリット:紹介手数料が発生する
人材紹介サービスは基本的に成果報酬型で、採用が完了するまで費用はかかりません。一方で、採用が決まった時点で紹介手数料が発生し、その分の負担は求人広告より大きくなります。
医療機関における紹介手数料の相場は、採用者の理論年収×20%前後が目安です。金額だけでなく、自院で対応する場合にかかる時間的コストや、欠員が長引くことによる影響も含めて比較することが大切です。手数料の仕組みや目安額の具体例は視能訓練士の紹介手数料の相場は?人材紹介の費用の仕組みと目安をわかりやすく解説で詳しく解説しています。
紹介会社によって視能訓練士への理解度には差があるため、契約前に手数料・返金規定・スキル確認の方法まで確認しておくと安心です。
3つの方法を比較する
| 採用方法 | 費用 | 採用までの早さ | 候補者の見極めやすさ |
|---|---|---|---|
| リファラル採用 | 抑えやすい | 相手のタイミング次第 | 紹介者の情報次第 |
| 求人広告 | 媒体により有料 | 応募状況による | 自院で見極めが必要 |
| 人材紹介サービス | 採用時に手数料が発生 | 比較的早い | 事前情報を得やすい |
結局、どの採用方法を選べばよいか
- 費用を抑えたい場合:リファラル採用や自院での求人広告が選択肢になります
- 広く募集したい場合:求人サイトやSNSを活用する方法が向いています
- 採用を急ぐ場合・見極めの手間を減らしたい場合:人材紹介サービスが選択肢になります
一つの方法に絞らず、複数の採用経路を組み合わせて備えておくことも有効です。また、採用できても定着しなければ同じ課題が繰り返されるため、採用した視能訓練士がすぐ辞める…早期離職を防ぐ定着策と原因の見極め方もあわせて確認しておくことをおすすめします。
まとめ
- 視能訓練士の主な採用方法は、リファラル採用・求人広告・人材紹介サービスの3つ
- どの方法にもメリットとデメリットがあり、万能な方法はない
- 費用を抑えたいならリファラル・自院広告、スピードや見極めやすさを重視するなら人材紹介が選択肢になる
- 知人がおらず、求人を出しても応募が来ない場合は、人材紹介も検討に値する
自院に合った採用方法が分からない場合や、視能訓練士に特化した人材紹介についてご相談されたい場合は、当社までお気軽にご連絡ください。
よくある質問
視能訓練士を採用するには、どのような方法がありますか?
主な方法は「リファラル採用」「求人広告」「人材紹介サービス」の3つです。費用・採用までの早さ・候補者の見極めやすさがそれぞれ異なるため、自院の状況に合わせて選ぶ必要があります。
知人から紹介してもらうリファラル採用には、どのようなメリットがありますか?
採用費用を抑えられる可能性があり、面接前に候補者の経験や人柄について情報を得やすいことが大きなメリットです。在籍スタッフからの紹介であれば、職場との相性も想像しやすくなります。
リファラル採用で注意すべきことはありますか?
紹介者との関係を気にして採用基準が甘くなったり、ミスマッチが起きても本人に伝えにくくなったりする点です。紹介であっても通常の面接やスキル確認を省略しないことが重要です。
求人広告を出しても応募が来ない場合、何を見直せばよいですか?
採用したい視能訓練士が実際に利用している媒体かどうか、給与・休日・勤務時間が周辺の求人と比べて見劣りしていないかを確認します。職場の雰囲気が伝わる写真や情報を加えることも有効です。
人材紹介サービスを利用するメリットは何ですか?
求人票の作成や候補者とのやり取りを代行してもらえるほか、条件に合う候補者がいれば比較的早く紹介を受けられます。面接前に経験やスキル、希望条件を把握できる点も特徴です。
人材紹介サービスにはどのようなデメリットがありますか?
採用が決まった際に紹介手数料が発生する点です。金額だけでなく、自院で対応する場合にかかる時間や、欠員が長引くことによる影響も含めて比較検討することが大切です。
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