【東京都足立区 千住大橋駅徒歩1分】千住町眼科 視能訓練士求人インタビュー
今回は視能訓練士の求人を募集している足立区の商業モール内に開院して8年の千住町眼科、穂積 和弘(ほづみ かずひろ)院長先生にお話を伺いました。
患者さんのニーズに合わせて診療スタイルを変えていく柔軟な対応に、院長のお人柄がよくわかる、とても素敵な眼科です。
「視能訓練士求人インタビュー」では、視能訓練士がインタビューを行うことで、求人票だけではイメージできないリアルな働き方を視能訓練士目線で解説します。
略歴
三重大学医学部卒
杏林大学医学附属病院研修
三重大学医学部附属病院眼科勤務
高砂眼科勤務
板橋中央総合病院勤務
千手町眼科開院(2014年)
患者さん層について
どのような患者さんが来院しますか?
どの世代も来ます
中でもお子さんが多いですね
平日 | 土日 | |
午前 | ||
午後 |
おだやか | ふつう | 忙しい |
患者さんはどの世代もバランスよく来ています。コンタクトレンズ処方の若い方から、働き盛りの世代、高齢者まで幅広く来院しています。
その中でもお子さんが多いですね。買い物ついでのお母さんが連れてきやすいとか、モールに遊戯施設があるということもあって、3歳~小学校高学年くらいまでのお子さんが多いです。
近視のお子さんや斜視弱視のお子さんも結構いらっしゃいます。近視のお子さんには調節の介入を考えながら眼鏡処方を行なっています。
当院はまだシノプトを置いていないので、斜視弱視の手術や訓練が必要な場合は、どんどん紹介状を出していますね。都内なのでそこまで抱え込まずに、他院と協力しています。
ただし、訓練の手前、眼位検査や立体視の検査まではしっかり行ないますよ。視能訓練士さんには眼位までちゃんと見てもらっています。
緑内障もわりと多い疾患ですね。働き世代でコンタクトレンズを作りに来たら緑内障が潜んでいた…とわかって、治療を継続していることも多いです。
時間帯別の傾向はありますか?
平日午前は高齢者、夕方は仕事帰りの方やお子さんが多いです
平日の午前中は高齢者が多く、ほかにも近くのオフィス街からの方、小学校に上がる前のお子さんはよくいらっしゃいます。夕方以降は小学生や仕事帰りの人が多いですね。
土日はコンタクトレンズ処方も多いのでかなり忙しいです。土日は混んでいるので、高齢の方は来院を避けているみたいですね。
原則は一日勤務なので、どの世代、どの検査でもできた方がいいです。眼鏡処方、調節の介入を見抜く力、GPのスキルは特に欲しいですね。
仕事内容・システム
予約制の検査はありますか?
視野検査は予約制ですが、あとは予約なしで診ています
一般的な患者さんは予約なしで対応しています。お子さんの斜視、弱視検査であっても通常の外来で行なっています。HFAは原則予約制ですが、空いている時や待つこと了承済みなら、順番待ちで適宜対応します。
当院のベースは紙カルテで、それをスキャンして電子処理する方法をとっています。
勤務時間はどのくらいでしょうか?
休みはシフト制でとっています
残業は月5時間くらいですね
勤務時間は9:30‐19:30と、ちょっと長いのは申し訳ないところです。いわゆる変形労働時間制(※)で休憩時間は1時間~1時間半取っていただいています。
休みはシフト制で月11~12日はしっかり取れます。休日は希望にそえるよう調整するので、休みやすい職場だと思いますよ。
早く終われば19時過ぎに帰れることもありますが、遅いと20時過ぎてしまうこともあります。どうしても月5時間くらいの残業はありますね。
ただ、仕事がないのに終業の19:30まで残っていなきゃいけない、ということはありません。残業代は1分きざみで発生するので安心して下さい。
(※)変形労働時間制とは労働時間を月単位・年単位で調整することで、繁忙期等により勤務時間が増加しても時間外労働としての取扱いを不要とする労働時間制度です。
変形労働時間制とは|制度の内容や残業の概念をわかりやすく解説
検査について
- HFA
- GP
- OCT(ニデック)
- レフ、ケラト、SVS(スポットビジョン)
- トポグラフィー(近日導入予定)
- 視力(5m 1個 1m 2個)
- APCT、立体視(チトマス)、バゴリーニ
- 色覚検査(パネル、SPP-1、石原式)
- フリッカー検査
- 眼底カメラ(ニデック)
お子さんが多いので、眼位をしっかり見られる人がいいですね。長期的に働いてくれる方で、検査に自信を持って「これをやりたい!」という方がいれば、いろいろな機械を導入するつもりです。
GPを行う頻度はそんなには多くないと思います。週に2、3件、午前午後1人ずつくらいですね。
当院では患者さんへの負担を減らすため、GPは片眼ずつ行います。両眼同時にやることはめったにありません。
HFAは慣れれば誰でもできると思うので、できればGPができる視能訓練士さんがいいですね。
どの検査も基本的には自分の判断で、自信があれば検査を追加してもらって大丈夫です。自信がなければ一つずつ聞きに来ていいですよ。その都度対応します。
オルソケラトロジーを導入されるそうですね
はい、導入後はスタッフの皆さんをしっかりサポートします
今後オルソケラトロジーの導入を予定しています。
オルソケラトロジーは当院のスタッフで対応予定で、装用練習などを行うことになると思います。装用練習はサポートしますので、やったことなくても大丈夫ですよ。
人間関係
スタッフはどのような方々ですか?
社会性のある人を採用しているので、みなさん大人です
常勤は3名で、視能訓練士1人、OMA兼受付(事務長)1人、受付1人。アルバイトは6人で、視能訓練士2人、受付4人。年齢層は20代半ば~50歳くらいまで、多いのが30~40代です。
子育て世帯から単身者もあり、さまざまです。年齢層が高めなのは社会経験を積んだ人を求めているからです。スキルが備わっていて社会性のある人が望ましいですね。
和気あいあいか仕事以外はドライなのか、どちらとも言えませんが、人による部分はありますよね。さっと帰る人もいるし、スタッフ同士、個人的な付き合いがある人もいます。
とはいえ、仕事自体は協力体制をとれる人を採用しているので、そこは問題ありません。一つ確信を持って言えることは、人間性、協調性で採用しているので安心して下さい!ということです! 厳しかったり、怒ってスタッフを泣かせるような人はいません。
昼休みはどうやって過ごしているんですか?
クリニック内外で自由に過ごせますよ
昼休みの過ごし方は基本はまちまちで各自自由です。クリニック内で過ごすこともあれば、商業施設内なので食べに行くこともあります。商業施設の従業者の休憩室もあるので、そちらの利用も可能です。
コロナということもあって、クリニック内でもバラバラで距離を開けてもらっていますね。のんびり自由に過ごしています。
忘年会や食事会は、コロナ前は夏と冬に一回ずつ、しゃぶしゃぶとかによく行っていました。今はたまに昼食でお弁当をおごっているくらいです。やっぱり今はコロナで集まれない部分はありますね。
私自身、休みが週に一回しかないので、趣味という趣味はないです(笑) 夜に一杯の晩酌が楽しみですかね。
求める視能訓練士像
どんな視能訓練士に来てほしいですか?
人間性、協調性のある人がいいですね
一番重視したいのは人間性、協調性です。もちろん100%の人間なんていないのは承知の上で、同僚と協力して仕事ができる人柄がいいですね。
検査の技量としては、できればある程度のスキルはあってほしいです。特に、①眼鏡処方②調節介入を見抜く力③GP、この3つのスキルは備わっていてくれると嬉しいです。
お子さんも多いので、きちんと眼位を見てくれる人もいいですね。それ以外は入職してからも補えます。特に調節の介入をしっかり理解できていることを重視したいですね。
どのような意識を持ってもらいたいですか?
受け身ではなく、積極的にやる気を持って取り組んでほしいですね
どのクリニックもそうだと思いますが、どうしても教える人、時間があまりないのが実情です。学校ではないので、「勉強しに行きたい」だけでは正直、難しい。
ただ、お子さんの検査、眼鏡処方、GPのスキルを持っていればあとは何とでもなります。受け身ではなくやる気を持って取り組んでくれれば、新しいことはどんどん学べます。
斜視弱視にしても、視能訓練士さんが手術手前までやりたいなら一緒にやっていきたい。お伝えした3つのスキル以外は、能動的に行動して、一緒に進めていくという方針を採りたいです。
報酬に関してはもちろん、しっかりしたスキルを持った人が来てくれれば、本人希望も重視して相談します。
院長先生の理念
開業してから8年の心境はいかがですか?
地域のニーズに合わせて必要な診療を行なっています
商業施設にあるクリニックなので、買い物ついでにきてもらう、地域に根付いた眼科を目指していました。
当初は緑内障とかコンタクトレンズ処方が多いかと思っていたんですが、いざ開院したらお子さんが多いことがわかったんです。それで、お子さんに合わせた診療内容にシフトしていきました。
勤務医時代には小児の診療をあまりやっていなかったので、開業してからニーズに合わせたことをやっていかなければいけないなと実感しました。
今は医師、眼科スタッフ、患者さんが一丸になって、一緒に治療していく過程に非常にやりがいを感じます。
最後に
最後に、求める視能訓練士像について改めて教えて下さい
熱いハートを持った人がいいですね!
来院した患者さんのニーズに合わせていくという、当院の方針や診療内容に共感してくれる人に来てほしいですね。
特に小児の近視治療、眼鏡を合わせていくこと、緑内障治療などに興味を持ってくれたらいいです。積極的に取り組んでくれて、患者さんにとってのベストを一緒に目指せる人がいいですね。
患者さんの為に何ができるか、熱いハートを持って検査にあたってもらえる人を望んでいます。
インタビュー一問一答まとめ
Q | A |
一日の患者数は? | 平日 適度に来院 土日 混雑している |
来院患者の世代は? | 幅広いが子どもが多い |
多い疾患は? | 子どもの近視、斜視弱視、緑内障 |
子どもの対応はどこまで? | 近視は眼鏡処方 斜視弱視は検査まで |
時間帯別来院者の傾向は? | 平日午前中は未就学児から高齢者まで 平日夕方は仕事帰りや小学生 土日はコンタクトレンズ処方の若い人 |
予約制の検査は? | HFA |
電子カルテは? | 紙カルテ |
勤務時間は? | 9:30~19:30 |
残業の有無は? | 月5時間程度 |
GPの頻度は? | 週2~3件 片眼ずつ |
視能訓練士に任される範囲 | 現場判断で検査追加してOK |
スタッフ間の人間関係は? | 適度な距離感を保ち、怒り出す人はいない |
スタッフの構成は? | 視能訓練士1人、OMA兼受付(主任)1人、受付1人 アルバイトは6人で、視能訓練士2人、受付4人 |
昼休みの過ごし方は? | 院内・院外自由 |
求める視能訓練士像は? | 小児の視力検査、小児の眼鏡処方、GP 人間性・協調性がある人 |
教育スタイルは? | 小児検査とGP以外はできてほしい それ以外はしっかり学べる |
視能訓練士の報酬は? | 本人希望重視でしっかり相談する |
先生の理念は? | 「受診してよかった」と患者さんに 思ってもらえるようベストを尽くすこと |
千住町眼科と相性が良い視能訓練士はこんな人!
・小児の視力検査、小児の眼鏡処方、GPができる人
・協調性のある人
・積極的に行動できる、熱いハートを持っている人
・小児の検査に関わりたいけど、今の職場では機会が無い人
・1から10まで指示されて検査することをストレスに感じる人
求人概要
千住町眼科
仕事内容 | 眼科クリニックでの業務となります。 ■ 眼圧や視力などの眼科一般視機能検査、 眼鏡処方 ■ 斜視弱視検査 ■ オルソケラトロジー処方 ■ 診察補助、準備、掃除 等 |
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応募資格 | ■ 視能訓練士免許をお持ちの方 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、アルバイト |
勤務地 | 〒120-0038 東京都足立区千住橋戸町1-13 ポンテポルタ千住4階 |
アクセス | ■ 京成本線「千住大橋」駅より徒歩1分 ■ JR常磐線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス「北千住」駅より徒歩13分 |
給与 | ■正社員/契約社員 月給250,000~350,000円 ■アルバイト 時給 1600~2500円 ※経験者は優遇いたします。 ※交通費 1500円/日まで |
手当 | ■ 通勤手当あり(上限あり:20,000円/月) ■ 時間外手当あり |
勤務時間 | ■正社員/契約社員 09:30~19:30 (休憩60分) ※実働9時間勤務 ※1ヶ月変形労働時間制 ■アルバイト 9:30~19:00(休憩60~90分) ※実働8時間勤務 |
休暇 | ■ シフト制・水曜休み ※月10日~12日休み ※水曜が祝日の場合は出勤 ■ 年末年始休暇 ■ 夏季休暇 ■ 有給休暇 |
待遇・福利厚生 | ■ 賞与あり:年2回 (前年度実績 計1~2.5か月分) ■ 各種社会保険完備 (雇用・労災・健康・厚生年金) ■ 退職金制度あり ■ 制服貸与 |