【視能訓練士のキャリアパスインタビューvol.3】女性大学院生/上野さんの場合

視能訓練士 インタビュー 大学院

今回インタビューを受けていただくのは…

  • 視能訓練士の資格を持ちながら
    大学院に進学した上野さん
    (仮名)

視能訓練士のキャリアパスの中でも
少数派の大学院進学。

Vol.1の記事では、男性の視能訓練士の
目線から、大学院での研究生活について
詳しくインタビューしました。

視能訓練士自体は女性の方が割合が
多いものの、大学院に進学する場合は
男性の方が多いこともあります。

そんな状況下で大学院への進学を選んだ
女性の視能訓練士、上野さん(仮名)から
お話を伺いました。

Contact編集部

大学院への進学を考えている方の参考になれば幸いです

目次

1.視能訓練士にとっての大学院:

Contact編集部

どんなことがきっかけで視能訓練士で大学院生を目指そうと思ったんですか?

上野さん(大学院生)

実技が苦手でしたが、研究が好きで、教員となって生徒に教えたい気持ちが強くなったからです

就職ではなく進学を選んだ理由

大学院への進学を決めたのは、
大学2年の頃でした。

ちょうど2年次から実習が始まる
わけですが、私はあまり実技が得意では
ありません
でした。

もともと大学の症例発表会を経て研究も
いいなと思っていたこともあり、

実技よりも研究の方が自分には向いているのかもしれない

と考えたんです。

4年次になると臨床実習も始まり、
さらに実技が難しくなりました。

学内実習では健常者の方だけを相手に
していましたが、臨床では様々な目の疾患を
持った患者さんと接することになります。

臨床実習に苦戦する中で、

「実技が苦手な私だからこそ、意欲が高いのに実習に
ついていけない人たちに教えられることがあるのでは?」

と思うようになりました。

もともと人に教えることが好きな性格
だったこともありました。

視能訓練士として就職するのではなく、
大学院に進学し、研究で得た知識を
教員として学生に教えられる「研究者」
になる道
を志しました。

苦手があったからこそ、
別の視点を持つことができた

2.大学院進学を決めた際に準備すべきこと

Contact編集部

大学院へ進学を決めたらどんな準備をしたらいいでしょうか?

上野さん(大学院生)

できれば同性の先生に相談するのがいいと思います

視能訓練士が大学院に行こうと思ったら、
まずは研究したいテーマについて先生に
相談しにいくこと
を強くおすすめします。

私の場合は大学4年の7月に説明会に
参加して、指導教員と面談しました。

そこで色々とアドバイスをもらってから
研究テーマを練っていきました。

とはいえ、

大学院での研究に興味を持ったらすぐに相談する方がいい

と思います。

研究については、
学部生段階では分からないことだらけです。

上野さん(大学院生)

私の場合も、研究テーマのアイデアは2つありました

しかし先生に相談したら、1つは大学では
研究が難しい内容だとわかりました。

 特に女性の場合は、できれば研究に
励んでいる同性の先生
に聞くことを
おすすめします。

ただし、 先生方が「簡単だよ」という
ことは、学生からすると実はとても大変
ということは多々あります。

研究生活は、想像以上にハードです。

ぜひ大学院の先輩方にも実体験の話を
あらかじめ聞いておいて、研究生活を
しっかりとイメージしておくことを
おすすめします。 

なるべく多くの先生や
先輩に相談し、情報収集をする

3. 視能訓練士の大学院でのスケジュール

Contact編集部

視能訓練士の大学院生はどんな1日を送っているんですか?

上野さん(大学院生)

研究や発表、眼科でのアルバイトで大忙しでした!

私の大学院でのスケジュールは、
修士1年目の時点だと次のような感じでした。

講義・研究に加え、臨床経験を積むために
眼科でアルバイトをしていた
ため、
非常に多忙でした。

視能訓練士 大学院生
クリックで拡大

次の年間スケジュールを
見ていただきたいと思います。

修士2年目は特に研究で忙しく、バイトや
習い事などの時間を減らし
ました。

クリックで拡大

研究の指導を受けている先生が非常に
熱心な方なので、企業との共同研究や
海外での学会発表など
様々な経験を
積ませてもらっています。

学年が上がるにつれ研究で忙しくなるため、有意義な時間活用が大切

4.男性が大多数の大学院で、研究とライフプランの両立を目指す

Contact編集部

どのようなキャリアを目指していますか?

上野さん(大学院生)

後輩のために道を切り拓く視能訓練士の研究生になりたいです

私が研究をしている大学院では、
男性の割合が多めです。

また、どうしても結婚や出産といった
ライフイベントがあるため、女性の研究者は
少なくなりがちな傾向があります。

 私としても、

  • 研究者としてのキャリアを
    これからどう歩んでいけるのか
  • 女性としての人生と
    どう両立していけるのか

正直なところ不安はたくさんあります。

大学院の研究は楽しさもありますが、
つらい部分も多々あります。

少なくとも、

視能訓練士の教員になりたい
という理由だけでは、大学院の
研究生活に耐えられなくなる

と思います。

大学時代の同期がみんな社会で働いている
中で、ふと「自分は何してるんだろう?」
という思いが浮かぶこともあります。

それでも、日々の研究に取り組めている
のは、研究で得た知識・新たな発見を
多くの医療従事者、企業、研究者、学生
に伝えられる「研究者」になりたい
という
強い想いがあるためです。

数少ない視能訓練士の女性研究者として、
自分の夢を大切に、今後も大学院の道を
選んだ同性の後輩たちのサポートをして
いけたらと思っています。

研究生活には目的意識と熱量が必要

まとめ:Contact編集部より

視能訓練士の大学院生上野さんに
お話を伺いました。

臨床現場で職務を全うしたいと思う
視能訓練士がいる一方、研究という別の
側面から視能訓練士として活躍したい

考えている方がいることがわかりました。

視能訓練士の資格を取得しても、
選択肢はたくさんあります。

Contact編集部

どんなキャリアを積んでいきたいか、学生のうちに考えておくのもいいですね

上野さん(大学院生)

苦手を克服するもよし、苦手をバネに新しい視点を持つのもいいと思います!

視能訓練士 インタビュー 大学院

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