クリニックの集患方法について

新規開業の先生方は集患について特にお悩みではないでしょうか。

飲食店が来客数をもう少し増やしたい、と思うのと同じように、クリニック経営をしている開業医の先生方も、来院者数をもう少し増やしたい、と思うのはごく自然なことです。

特に、保険診療を行うクリニックであれば、保険点数で1人あたりの「単価」は国によって定められており、クリニックの売上を上げるには集患に頼るしかない、というのが現状です。

目次

そもそも集患とは

集患とはその字の通り、「患者を集める」ことをいいます。

集患とほとんど同じ意味で増患という言葉も使われますが、「今いない患者さんを集める」というイメージを持ちやすいことから集患という言葉がクリニックの開業コンサルタント等で用いられることが多いようです。

集患できていない原因

 集患できていない原因は「認知されていない」、「認知されているが、来院に結び付かない」、「来院したが、再診に結びつかない」の3つに大きく分けられます。

「認知されていない」

 一般的に開業から数年間の問題と思われている開業医の先生方も多いようですが、意外と開業後10年以上経過しているクリニックでも、近所の住人に認知されていないことはあるようです。

実際に開業から10年以上経過し、安定した来院者数があるにも関わらず、「こんなところにクリニックがあったなんて」というご意見を定期的にいただくこともあります。

様々な患者層にクリニックの情報を届けるのは難しいことに感じますが、後述する集患方法で認知してもらうことが可能です。

「認知されているが、来院に結びつかない」

 最も対策するのが難しいパターンでしょう。強い競合があったり、立地的に通院しづらい、などクリニック側で対策を打ちにくいことが多いのです。この場合は根気強く診療を続けることが大事です。

東日本大震災の時に休診することなく診療を続けたクリニックや、新型コロナウイルス流行下で発熱患者を断らずに診療を続けたクリニックは他のクリニックからかかりつけ患者を多く獲得することができたようです。

医師が思う以上に地域の患者はクリニックの動向を観察しています。有事の際にも患者と向き合うことはとても重要です。

「来院したが、再診に結びつかない」

 この場合は、待ち時間や接遇に問題点があるかもしれません。待ち時間の問題に関しては、予約システムの導入や、メディカルクラークの導入など、診療の効率化が有用です。

また、接遇の問題は医師だけではありません。受付や看護師など、クリニックに勤務するスタッフ全員の接遇を見直す必要があります。Googleマップのコメント欄を見るとわかりますが、意外と多いのは受付に対するコメントです。

院長の目から離れやすく、受付の接遇を改善するのは非常に難しいですが、こちらも対策していくことが重要でしょう。

おすすめの集患方法 「オンライン」

眼科のクリニックでは特に高齢の患者さんを多く扱うため、オンラインによる集患は有効ではないと考える開業医の先生も多いようです。

しかし、今の高齢者をあなどってはいけません。60代のスマホ利用率は70.0%1)で、高齢者のIT利用者数は年々増加傾向にあります。オンラインを活用した集患方法は積極的に取り組むべきでしょう。

SNSの活用

 SNS利用率は60代で71.7%、80代以上でも47.4%です1)

60歳以上の利用率も年々増加傾向にあります。SNSは無料で利用できる最強の集患ツールと言えるでしょう。

また、あまり知られていないことですが、Twitter、Instagram、Facebookでは利用者の地域と年齢を指定して広告を出すことも可能です。クリニックだけでなく飲食店などのいわゆる箱物経営で重宝されるのもうなずけます。

ホームページの最適化

最近ではホームページを持つクリニックが非常に増えました。

しかし、スマートフォンでアクセスした際に自動で見やすい形になる「ホームページのスマホ対応(レスポンシブ対応)」をしているところは少ないのです。

SEO/MEO対策と言われる、Googleで検索した時に表示順位を上位に上げる工夫をしていますか?

ホームページもただ作成するだけでなく、検索された時に上位に表示されなければなりません

リスティング広告

Googleの検索順位を上位表示させるのには時間と労力が必要です。

しかし、リスティング広告を使えば、この時間と労力をお金で解決することができます。リスティング広告は検索されたキーワードに合わせて表示される広告です。

「〇〇駅 内科」など、検索キーワードを設定するだけでキーワードに応じてクリニックのホームページが上位に表示されます。「1ヶ月に◯円まで」など、かけられる広告費の上限を設定することもできるため、知らないうちに多額の広告費がかかってしまう心配もありません。

おすすめの集患方法 「オフライン」

最近ではクリニックの集患方法もオンラインのものが主流となりつつありますが、オフラインでの集患もポイントを押さえれば有効です。

設置看板・駅看板の活用

今は歩く時も、駅で電車を待つ時もほとんどの方がスマートフォンを使用しています。むやみに看板を掲げても効果は低いでしょう。

しかし、小道を一本入ったところにあるようなクリニックであれば入口がすぐにわかるよう電柱に看板を打つことが有効な場合があります。

Googleマップでクリニックの近くまでは来れたけど、クリニックの入口までたどり着くのが難しい、ということがあるためです。また、駅看板も階段に設置すれば階段を降りる時に自然と目に入るため効果が高いと考えられます。

チラシ配布

来院を見込める特定の地域に広告を打つことができます。

上述したようにSNSでも地域を指定して広告を打つことができますが、SNSを利用していない人には届きません。SNSを利用していない患者層をターゲットにする場合は有効でしょう。

しかし、あまりやりすぎると「人気のないクリニックなのかな」と思われることもあるようです。

医師会とのつながり

同じ地域の開業医の先生方と良好な関係を築くことができれば、他の診療科から患者を紹介してもらえることがあります。お互いに患者を紹介しあって、ともに業績を伸ばそう、という空気を作ることができれば良いですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。集患はクリニックの売上を左右する重要なポイントです。しっかりと集患をして、クリニックの売上を伸ばしていきましょう。

1)総務省 通信利用動向調査

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この記事を書いた人

眼科開業医向けメディア「眼科経営ナビ」は眼科に特化した採用・マーケティング支援を行う株式会社Contactが運営するメディアです。クリニックの集患、採用の記事やこれから開業される方向けにお役立ち情報をお届けしています。
また、眼科医向け院内インタビューも実施しています。
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