クリニックにおけるホームページの重要性

新規開業されるクリニックでは、ホームページを持たないクリニックが少数派となりました。しかし、ホームページを集患やスタッフ採用にうまく活用できているところは少ないように感じます。

今回は、クリニックにおけるホームページの重要性から、作成時の大切なポイントやNG例をご紹介するので、ぜひ参考してください。

目次

ホームページが重要な理由

クリニックにおけるホームページがなぜ重要であるかをあっらためてご紹介します。

集患のツールになる

ホームページは現代のクリニック運営における集患の要です。ひと昔前までクリニックの集患といえば駅の看板や、折込チラシでした。しかし、現代人は、家でも職場でも、歩く時も電車を待つ時もスマートフォンを見ています。集患にホームページは必ず持つべきといえます。

求人の経費削減となる

ホームページは患者さんにクリニックの情報を提供すると同時に求人に役立てることもできます。スタッフの募集ページを作り、そこから採用が決まれば、転職サイト経由やエージェント経由の新規雇用にかかる費用を削減できます。

インターネットを基点とした受診行動

総務省が行った令和3年通信動向調査ではインターネット利用率は82.9%であり、若者だけでなく高齢者においても年々増加傾向にあります。

また、令和2(2020)年受療行動調査(概数)の概況によると患者さんの医療機関への受診行動として、外来に置いては「医療機関が発信するインターネットの情報」が約25%、それ以外にも医療機関・行政以外が発信するインターネット情報が約14%ととあります。

つまり、インターネットの利用率が増加していくに連れて、患者さんの医療機関への受診意思決定がこれまでのオフラインからオンラインに移行しており、よりホームページの重要性が向上しています。

ホームページ作成時に大切なポイント

ここからはホームページを作成する上で大切にしておきたいポイントをご紹介します。

クリニックのことを知ってもらう

受けられる診療内容と設備紹介、院長の紹介をホームページに記載しましょう。まずはクリニックのことを知ってもらうことが重要です。院長の医師としての経歴を記載してあるクリニックは多いですが、幼少期からの思い出や経歴を記載すると親近感が出て良いでしょう。そしてたくさん写真を使いましょう。

内装の様子や診察風景、院長の顔写真があると安心感、親近感が湧いてきます。写真が少なく、院長の顔もわからなくて文字だらけのホームページだと受診前に患者さんが不安に感じてしまいます。

理念は患者さんとも共有する

クリニックの理念は患者さんとも共有しましょう。理念はクリニックの方針であり、院長、スタッフはもちろん、患者さんとそのご家族とも共有するものです。意味がないと思う方も多いかもしれません。

しかし、患者さんもクリニックの理念を理解した上で受診、通院されていればクレーム、トラブルが減ります。

アクセスはわかりやすく

ホームページにアクセスできても実際にクリニックにアクセスできなければ意味がありません。また、ホームページでアクセスがわかりづらければそもそも患者さんを受診から遠ざけることになります。実際のところ、ホームページを見る人は1つのクリニックのホームページをじっくり読むことはありません。

受診先として選択肢となるクリニックのホームページ2〜3個をざっと見て、良さそうなところを探します。一目見るだけでクリニックへのアクセスがわかるように作り込みましょう。

予約に繋げられる

ホームページを見て親近感、安心感を持っていただいて、クリニックへのアクセスも理解していただいたら、その場でクリニックに予約をできるようにしておきましょう。ホームページから予約システムへ患者さんを誘導できれば、予約までのハードルが下がり、患者さんの医療体験の向上にもつながります。

スタッフ募集ページを作る

ホームページは集患だけのツールではありません。求人広告としても機能します。前述したように、転職サイトや転職エージェントを介した採用にはそれなりに費用がかかってしいます。経費削減という意味でも忘れずにスタッフ募集ページは作っておきましょう。

SEO対策もしっかりと

SEOをご存じでしょうか。Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化のことを意味します。具体的にはGoogleがウェブサイトを理解しやすいよう最適化することをSEOと呼びます。

SEO対策ではGoogleの検索結果で上位に表示させ、ホームページへの流入を増やすことをいいます。細かいSEO対策は専門家に外注してしまって構わないと思いますが、院長にしかできないこともあります。ホームページ内に院長ブログなどのコンテンツを作り、定期的に更新することです。クリニック運営で忙しい中、定期的な更新が困難な場合も多いと思いますが、ぜひ取り組んでみましょう。

よくないホームページとは?

前述の項目が満たされていないホームページがよくないホームページとなります。

受けられる診療内容や設備、院長のプロフィールが不十分で、文字のみで構成されていたり、アクセスがわかりづらく、予約制らしいが、どこから予約したら良いのかわからない。これでは集患にもなりません。求人募集を載せていても、わかりづらいホームページのクリニックで働きたいと思う人は少ないでしょう。

うちのクリニックのホームページはそんなことない、と思うかもしれません。何度も見直して、どこをクリックしたらどのページに飛ぶか把握できているし、そもそもホームページに記載されていないすべてのことを院長は把握しています。多少言葉足らず、写真足らずでも自分のクリニックのホームページはわかりやすく感じてしまいがちです。

しかし、患者さん、特に新規受診の患者さんはそうではありません。初めてホームページに訪れた方でもわかりやすいホームページを作るよう、心がけましょう。

まとめ(ホームページを整えよう)

一番最初にクリニックのことを知るのはホームページであることがほとんどです。いわば、クリニックの顔です。患者さんに適切な情報を伝えることで集患できるだけでなく、スタッフ確保にも有用であり、活用しない手はないでしょう。

また、ホームページは一度作って終わりではありません。クリニックの変更点を更新したり、適宜コンテンツを追加するなど、継続的な更新が重要となります。わからないことは専門家に聞いて、ホームページを作り込んでいきましょう。

参考)

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242120.html

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jyuryo/20/dl/gaikyo-all-g.pdf

よろしければシェアお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

眼科開業医向けメディア「眼科経営ナビ」は眼科に特化した採用・マーケティング支援を行う株式会社Contactが運営するメディアです。クリニックの集患、採用の記事やこれから開業される方向けにお役立ち情報をお届けしています。
また、眼科医向け院内インタビューも実施しています。
ご興味ある方はご連絡ください。

コメント

コメントする

目次
閉じる